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パストラール尼崎
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第8回『パストラールシニア大学』
1月の第8回『パストラールシニア大学』の講師は、武庫川渡船3代目社長、武庫川ECO-LABO理事長の宮本悦男氏です。
日本の将来を明るく照らす前途有望な青年社長です。
テーマは、「尼崎の海を知り尽くした男」

3代目の渡船会社の社長である宮本氏は、本業の傍ら、釣客が釣れ過ぎて海に戻していた魚を引取り、新鮮なまま捌いて冷凍し、子ども食堂などへ無償提供するなど様々な社会活動を行っています。
その活動は、多くのメディアにも注目されていますが、今回の講義は、“海の男”宮本氏の「本当の尼崎の海を知ってほしい」という熱い思いが、ストレートに伝わってきた1時間でした。

宮本氏は言います。
「公害の街、“尼崎”のイメージとは違って、今の尼崎の海は、様々な水質改善が行われ、今や85種類もの魚が獲れるほど、綺麗な海に変わっています!」
「もともと大阪湾の奥に位置する尼崎の海は、様々な魚が回遊する豊かな海なんです。また武庫川と淀川から活きた良い水が流れ込んでくるのも良質な海の大きな要因となっているんです。」

宮本氏の熱い講義に熱心に耳を傾ける学生(ご入居者)たち。

実際に海に出て、日々、その変化をまのあたりにしている宮本氏の言葉には、未だに誤解され続けている悔しさが穏やかな口調の中にも滲み出ていました。
いまや、イルカやスナメリなども泳ぐ尼崎の海。
漁港がない尼崎では、魚は水揚げ出来ない為、尼崎近辺の海で獲れた魚が泉州で水揚げされ、泉州産の魚としてスーパーで売られているという事実に驚くとともに、尼崎に縁のある者としては宮本氏に続いて、尼崎の海のイメージ回復のために共に協力しなくてはと思わずにはいられません。
「今までの汚い海へのイメージが変わりました」という学生(ご入居者)の声・・・
質疑応答では、若かりし頃、武庫川河口でハゼ釣りをしたという男性陣の話題など、その嬉々とした表情がとても印象的でした。

講義後は、尼崎で獲れた「チヌ」と釣り人から譲り受け冷凍された魚を見る事ができました。
この冷凍の美味しそうな鯛は、子ども食堂などに無償提供、そしてアラは肥料やペットフードなどになり、余すところなく利用されるそうです。

渡船会社のスタッフの方が手際よく「チヌ」を三枚に下し、「実際に匂いを嗅いで下さい。」と声をかけます。

「臭くないでしょう?魚の匂いだけですよね!」
「ほんとやね~」
「冷凍の魚も綺麗ね~!」

今回の宮本氏の講義は、ご入居者にその熱意と思いが十分伝わったに違いありません。
「皆さ~ん!尼崎の海は、今、胸を張って誇れる美しい海になっていますよ~!」
